企画展「カレーと香辛料」

大航海時代、ヨーロッパの国々は香辛料を求めてアジアへ進出しました。熾烈な競争のなか、香辛料による貿易によって海洋帝国を築きあげ、大きな利益を得ました。その当時平戸は1550年のポルトガル船来航を機に、海外貿易の窓口として繁栄しており、オランダやイギリスとの貿易を通じて、様々な香辛料がもたらされました。オランダ東インド会社の会計帳簿には、クローブ、シナモン、カルダモンなど、多くの香辛料が輸入されたことが記録されています。香辛料を使った料理と言えば「カレー」です。1563年、ゴアで医師だったポルトガル人が著した書物に、初めて「カレー（Caril）」が登場します。また日本のカレーの源流と言えるイギリス式のカレーは、イギリス東インド会社の船員たちが本国へ伝えたものでした。
本展では、今や日本の国民食といえる「カレー」をテーマに、様々な香辛料を展示し、大航海時代と香辛料の深い関わりや歴史、古今東西の様々なカレーを紹介します。奥深きカレーと香辛料の世界をお楽しみ下さい。

◆会期　　　　　2019年12月1日（日）～2020年1月26日（日）※会期中無休
◆開館時間　　　8：30～17：30
◆場所　　　　　平戸オランダ商館2階　多目的スペース（長崎県平戸市大久保町2477）
◆入館料　　　　大人310円　小中高生210円
◆主催　　　　　平戸オランダ商館

『関連イベント』

【オープニング・内覧会】
予約不要・入場無料ですので、ぜひお越しください。
◆日時　3月12日（土）午前9:30～
◆会場　平戸オランダ商館

【平戸オランダ商館オリジナルカレーレシピ完成発表会】

今回の企画展のために、佐谷恭氏が特別に考案した、平戸オランダ商館オリジナルカレーオリジナルカレーレシピの完成発表会。当日はオリジナルレシピのカレーを実際に召し上がることも可能です。
協力：BONDS”CURRY
◆日時：12月15日（日）11:00～
◆会場：平戸オランダ商館
◆備考：企画展観覧無料

【オリジナルスパイス調合ワークショップ】

あなただけのオリジナルでスパイスを調合してカレーを作るワークショップ。スパイスを使った本格的なカレーのレシピをレクチャーします。オリジナルのスパイスで作ったカレーは各ご家庭にお持ち帰り頂けます。

◆日時：1月17日（金）19:00～/1月18日（土）13:00～
◆会場：平戸オランダ商館
◆参加費：2,500円
◆定員：各20名
◆所要時間：約2時間
◆講師： 佐谷恭 氏氏 （「(株)旅と平和」代表）

世界初のパクチー料理専門店「パクチーハウス」の創始者。エスビー食品とコラボした商品開発も行う。コリアンダーをはじめとしたスパイスカレーの専門家。今回発表した平戸オランダ商館オリジナルカレーのレシピ監修をしていただきました。