期間:2023.4.22~5.21
「殿さまの洋書コレクション2 ―西洋学術と蘭学―」
平戸藩主が収集したヨーロッパの書物を公開する「殿さまの洋書コレクション」の第2弾。かつて平戸で西洋貿易が賑わった時代、輸入された文物は日本中に広がり、文化や学術など様々な分野に影響を与えます。
時は流れ18世紀半ば、徳川吉宗によって漢訳洋書の輸入が解禁されると、洋書を通して西洋の学問や科学技術が輸入され、蘭学という新たな学問が成立しました。洋書によってもたらされる未知の知識や文化に対し、学者をはじめ多くの日本人が関心を持ち、研究や発明、創作等に多大な影響を及ぼしました。
この当時平戸藩主となった松浦家34代 松浦静山も、蘭学や博物学に熱中し、国内外の様々な文物を収集します。その好奇心は、のちに「蘭癖大名」とも呼ばれるほどで、洋書のコレクションは現存するもので100冊以上にのぼります。
今回の展覧会では、松浦静山が収集した豊富な洋書コレクションを展示公開します。「医学」「天文」「言語」「動植物」など、静山が夢中で収集した様々な分野の洋書は、当時わが国の学術発展に寄与したものとして、現代においても大きな価値をもっています。「蘭癖」と呼ばれるほど熱中した洋書に囲まれながら、殿さまの飽くなき好奇心を感じ取ってください。
【会期】 2023年4月22日(土)~5月21日(日)※会期中無休
【会場】 平戸オランダ商館 2階 (〒859-5102 長崎県平戸市大久保町2477)
【入館料】 大人310円 小中高生210円
主催:平戸オランダ商館
【お問合せ】
平戸オランダ商館 0950-26-0636 shokan1639@matsura.or.jp