ハリー・デュッカー写真展「富嶽三十六景」

【企画展のお知らせ】

ハリー・デュッカー写真展「富嶽三十六景」
Harry Dukker “36 Views on Mount Fuji”

「富嶽三十六景」はオランダ人写真家、ハリー・デュッカーが2012年に日本で撮影した写真作品です。これらの作品は、葛飾北斎(1760ー1849)の同名の木版画作品に触発された作者が、現代日本の様々な日常を富士山とともに撮影しています。デュッカー氏は1950年オランダ生まれのフォトグラファー。現在はユトレヒトを拠点に活動しています。

◇日時:2017年1月13日(金)~2月19日(日)
◇会場:平戸オランダ商館2階(長崎県平戸市大久保町2477)
◇入場料:大人300円 小中高生200円
◇開館時間:8:30~17:30

◇主催:平戸オランダ商館
◇後援:在大阪・神戸オランダ王国領事館/駐日オランダ大使館
  http://japan-jp.nlembassy.org/

◇お問合せ
 0950-26-0636
 shokan1639@matsura.or.jp

【デュッカー氏からコメント】
 2010年、ライデンのシーボルトハウスで、北斎の「富嶽三十六景」展を見た。「富嶽三十六景」は1830年から35年の間に日本で発行された木版画のシリーズである。どの版画にも、近くにあるいは遠くに、富士山がある。富士は、日本で一番高い山で、3776mある休火山だが、恐ろしい遠くまで景色を支配している。富士は、また、聖なる山でもあり、日本文化において重要な役割を果たして来た。
 「富嶽三十六景」は見て飽きることがない。田畑があり、多くの道があり、山々があり、橋があり、村があり、さらに道を歩く人々、働く人々がいる。日本の浮世絵版画は、そのときどきに、いかに多くの新しい景色のシリーズが出ようと、そこに描かれているものや版画技術に関しては、常に伝統的である。美しく澄んだ色、グラフィックと言えるその繊細な線描、日本の文字、そして押印。また、当時日本に行き渡ったばかりの感覚的遠近法によって、驚くほどの深みと広さがある。正確でいて、闊達。大きさ、約24x36cmで、横位置の絵である。
 北斎の木版画にわたしは自分の「時を捉える」街角の写真 — 空間とそこにある?気を求めるわたしの背景写真 — との類似を見た。さらに、北斎がしばしばやって見せる、広大な背景とさまざまな日常の出来事とのコンビネーションに刺激され、わたしは自分の「富嶽三十六景」を作ることにした。わたしの写真には、景色、市街他、電線、線路、広告、さまざまな状況の人々、そして、もちろん富士がある。
 写真には北斎の版画と同様、それ自体の構成がある。写真にはいくつか、小さな日本のシンボルを付けた。当時、北斎が版画で意図したように、わたしはこのシリーズで、現代の日本をみせたいのだ。
 スタンダード・レンズの、24x36mmのディジタル・カメラを使った。

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